今回の旅のコンセプトは、ずばり「沖縄本島の最北端と最南端の岬を制覇する旅!」です。ロングドライブ覚悟のうえで、1日目に最北端の辺戸岬、3日目に最南端の喜屋武岬を訪れることだけ決めています。その他は、その時々の気分で旅する予定です。
那覇空港ランディングへ
きっと素晴らしい思い出になることでしょう。旅の安全を祈りつつ、間もなく、沖縄到着です。
右手に、「ジョン万ビーチ」が見えてきました。
幕末に、ジョン万次郎がアメリカから帰国した際、アドベンチャー号で上陸した浜で、夏にはウミガメが産卵に訪れるそうです。
沖縄本島最南端の岬「喜屋武岬(きゃんみさき)」を見ながら、右旋回しまっすぐ北上すると、いよいよ那覇空港です。
「喜屋武岬」は、今回、制覇したい岬のひとつです。
サザンビーチホテル&リゾート沖縄が見えてきました。
ホテルの眼前には、白浜がまぶしい「美々ビーチいとまん」が広がっています。
糸満市から豊見城(とみぐすく)市に入ってきました。
私が中学2年の野球少年だった1975年の春、甲子園初出場の豊見城高校が、原辰徳擁する東海大相模に敗れたものの、ベスト8入りし、話題になったことを思い出しました。私が野球少年を卒業するまで、甲子園で活躍を続けたと記憶しています。当時のテレビでは、「とみしろ高校」と呼んでいました。子供の頃は、甲子園出場校で、地名を憶えることが多かった思います。
豊見城に入って、最初に見えてきたのは、「豊崎海浜公園 美らSUN(ちゅらさん)ビーチ」です。
全長約700メートル、沖縄最大級の人工ビーチだそうです。晴天時には 慶良間(けらま)諸島を 一望できるとのことです。夕日の絶景ポイントとしても有名だそうです。
次に見えてきたのは、「瀬長島ウミカジテラス」です。今回は、ここのホテルに泊まって、夕日を楽しむ予定です。
2023年10月12日、那覇の天気は、曇り、26度。前回2023年3月は、小雨の那覇空港着陸でしたので、今回はまずまずです。
沖縄本島 最北端の岬 辺戸岬へGo!
私たち夫婦の荷物は、機内持ち込み可のスーツケースだけでした。なので、那覇空港到着後、早々にレンタカーを借りに向かいました。
国内線出口を出て、横断歩道を渡ったところにレンタカー各社の送迎バス停留所があります。
今回は、タイムズレンタカーを予約しました。
今日は、まっすぐ、沖縄本島 最北端の岬「辺戸岬」をめざします。
辺戸岬は、タイムズレンタカー那覇空港店から、120㎞くらいです。
道の駅「許田」、道の駅「ゆいゆい国頭」と休憩しながら、ひたすらレンタカーを走らせる必要がありました。
ちなみに、Google マップのBは道の駅「許田」、Cは道の駅「ゆいゆい国頭」です。クリックすると、情報を確認することができます。
映像は、沖縄本島最北の村「国頭村」に入って、「ゆいゆい国頭」も過ぎたところを走っています。
国頭村に入ってから、車がめっきり減りました。一本道なこともありますが、ずっと同じ車が前を走っています。
左にエメラルドグリーンの海、右にやんばるの森を眺めながら、とても気持ちのいいドライブです。
ここに至るまで雨が降ることもありましたが、やんばるに入ってからは晴れてきました。とてもラッキーです。
徐々に、山が迫って来ました。
「ウテンダトンネル」が見えてきました。山が海岸近くまでせまる地形のため、トンネルが多いエリアです。
トンネルができる前の海岸線に沿った道路は、崩落が多かったようで、トンネル完成後は 通行禁止 になっているようでした。進入禁止の看板を各所で確認しました。
着きました!最北岬 辺戸岬
ようやく、今日の目的地 沖縄本島最北端の岬「辺戸岬」に到着しました。
これは、辺戸岬遊歩道の入り口にある看板です。
辺戸岬からは、2億年以上前の石灰岩が隆起した山々を眺望できます。
ひと際、切り立った岩山は、パワースポットとして有名な「大石林山」だそうです。駐車場にあった観光案内所で教えてもらいました。
大石林山の巨大さをひとめ見て、「そうだ!明日は、大石林山に行こう!」と、パワーをもらいに行くことを決めました。
「辺戸岬」の魅力は、何といっても、隆起したサンゴ礁の断崖絶壁から一望できる、太平洋と東シナ海の大海原だと思いました。
天気のいい日には、与論島や沖永良部島も見えるそうですが、この日は見えませんでした。
また、辺戸岬は日の出が綺麗に撮影できるスポットで、元旦には初日の出で賑わうそうです。
秋から冬にかけて、北風が強く、うねりも高い日が続くそうです。
この日も、隆起したサンゴ礁の断崖絶壁に荒波が打ち付けていました。自然のパワーを感じることができました。
辺戸岬は、車いすの人でも、ベビーカーの人でも安心!
コンクリートの遊歩道が完備されていました。また、遊歩道の入り口から出口まで、バリアフリーになっていましたので、誰でも安心して楽しめる所でした。
間にあえ!オクマビーチのサンセット
今日は、「オクマプライベートビーチ&リゾート」に宿泊します。
広い敷地内にコテージが点在するリゾートホテルで、目の前には「オクマビーチ」が広がっています。東シナ海に沈む夕日を一望できる、贅沢なロケーションです。
サンセットに間にあうように到着したいものです。
オクマプライベートビーチ&リゾートに到着しました。
ホテルのフロントの方には、夕日を楽しんだ後で、ゆっくりチェックインしたいと告げて、ビーチへ急行しました。
ホテルの目の前に広がる「オクマビーチ」です。絵になる白い砂浜が広がっています。
おかげ様で、サンセットに間にあいました。
金色に輝く太陽が、空と海をゆっくりとオレンジ色に染めていきます。聞こえるのは 波の音だけでした。
とても静かに、ゆったりと過ぎて行く時間に癒される夫婦ふたりでした。
ホテルのエントランス周辺では、イルミネーションが行われていました。とても綺麗でした。
明日に備えて
明日は、「大石林山」を目指します。
大石林山を満喫するには、2時間のトレッキングが必要だそうです。なので、早く就寝することにしました。
なお、チェックインの際、お部屋のアップグレードをしてもらって、ちょっぴり嬉しかったです。おやすみなさい。
オクマプライベートビーチ&リゾートは、ホテル内レストランがお薦め!
地元の居酒屋で泡盛!沖縄の楽しみのひとつです。でも、ホテル内レストランの予約は正解でした。ホテル周辺は、真っ暗なところでした。私たちは、「泡盛古酒飲み放題」を追加し、夕食を楽しみました。ほろ酔いで夜風に吹かれながら、コテージに帰るのも、気持ち良かったです。
おはようございます!2日目の朝です
オクマプライベートビーチ&リゾート内を散歩してみました。
このホテルは、プロスポーツチームの合宿にも利用されるそうです。この日もラグビーチームの選手たちが宿泊していました。
とても気持ちのいい朝です。
朝食の後 ビーチも散歩しました。やっぱり素敵なビーチです。
待ってろ!大石林山
ホテルを後にして、「大石林山」に向かいます。
「大石林山」は、昨日も走った「辺戸岬」へ向かう国道58号線を右折して、やんばるの山を登って行きます。
ここからは、2キロほどです。
大石林山の散策は、チケット売り場の建物からシャトルバスで5分程度のところからスタートします。
当サイト掲載のGoogleマップを拡大縮小してみてください。チケット売り場の建物、スタート場所に建つ精気小屋、様々な奇岩・奇石の位置関係を確認することができます。大石林山の広大さに気づかされたりもします。
やってきました!大石林山
いよいよ「大石林山」のトレッキング開始です。
ここは「奇岩・巨石コース」の入り口です。
「奇岩・巨石コース」は、石灰岩が海底から隆起してできたカルスト地形を体感できるコースです。
こんなに凄い鳥の鳴き声は人生初体験では?と感じながら進みます。
「大石林山」は、「奇岩・巨石コース」「美ら海展望台コース」「バリアフリーコース」「ガジュマル・森林コース」と4つのコースが用意されています。
「大石林山」満喫には、4つのコースすべてを歩くのがベストと、ホテルでもチケット売り場でも説明を受けました。
独特の奇岩・巨石が、並んでいます。
少しづつですが、疲れてきました。
「大石林山」に入山する際は、水と塩分を補給できる準備は必須です。
林道を抜けると、大石林山のシンボル「悟空岩」とご対面です。
西遊記に登場する「孫悟空」が生まれた「花果山」に似ていることから、「悟空岩」と呼ばれているそうです。
切り立った巨岩が林立する「大石林山」の個性的な風景は、2億5000万年前のサンゴ石灰岩が、海底から隆起した後、長年にわたる風雨がサンゴ石灰岩を浸食し、切り立った姿に変えたことで生まれたそうです。
「悟空岩」を左手に見ながら、尾根伝いに登って行くと、「美ら海展望台コース」に合流します。
竜神岩、守り猫、石林の壁、生まれ変わりの石と、奇岩・巨石が並んでいました。
石林の壁は、山から昇る太陽の光が岩壁にあたり、パワーが集まると言われるスポットです。
生まれ変わりの石は、3回通ると、1回目で失恋や失敗、病気などの悪い過去を捨て、2回目でリセット、3回目で新しく生まれ変わると解説がありました。
私たち夫婦の病気も無くなるように、お祈りしながら、1回2回3回と回っておきました。
美ら海展望台ステージは圧巻でした。
昨日、訪れた「辺戸岬」を中心に、やんばるの森と太平洋、東シナ海を一望できました。
バリアフリーコースから眺めることができる「烏帽子岩」です。バリアフリーコースは、ウッドデッキを歩くことができます。
「ガジュマル・森林コース」です。
大石林山は、スタート地点の精機小屋以外にお店が一切ありません。そのため、水や飴などを持参して散策することをお薦めします。
バリアフリーコース以外は、スニーカーが安心です。ただし、バリアフリーコースは、大石林山のシンボル「悟空岩」を見ることができません。
2日目の途中ですが、この後は後編で・・・