今回の沖縄旅のコンセプトは、「野生のヤンバルクイナに遭う旅!」です。1日目は、やんばる国立公園内に建つホテルに泊まり、2日目の早朝、ヤンバルクイナを捜索しました。このブログは、2日目の午前、大石林山の「奇岩・巨石コース」を歩きはじめたところから、はじまります。このブログの内容は、YouTubeでも公開しています。
大石林山「奇岩・巨石コース」をスタート
今日の大石林山なら、イルカンダの花が見られるかも?と、ホテルで教えてもらいました。去年の秋にも来た大石林山ですが、イルカンダの花が見たくて、また、来てしまいました。
イルカンダは、やんばるに生息するマメ科の植物で、木にツルを巻き付けて成長し、ブドウの房のように花を咲かせるそうです。湿度が高い日陰で見ることができるとのことです。
大石林山では、「イルカンダ花めぐり」と言うイベントを先日まで、やっていたそうです。3月中旬から4月上旬にかけて、花が咲くそうです。
前半は、2億5000万年前に海が隆起して生まれた石灰岩の森を歩いて行きます。お楽しみのイルカンダは、後半の「ガジュマル・森林コース」に群生しているとチケット売り場で説明を受けました。
朝は涼しいし、人がとても少ないと感じました。お昼近くになると、人も増えるし、暑くもなるから、朝来て良かったね!と話しながら進みます。
ここには、岩フクロウがいるそうです。
妻は勘がいいので、すぐに気づいて、教えてくれます。ここが鼻で、ここが目!わかる?
確かに、岩フクロウがいました。
ここには、イグアナがいるそうです。妻はすぐに気づいたようですが、私は苦戦中です。
私もイグアナを見つけることができました。
ラクダは、妻も私もほぼ同時に見つけることができました。
「悟空岩」です。空が晴れて来たようです。
「悟空岩」左に見ながら、登って行くと、展望台です。与論島が見えるかもしれません。
うっすらと与論島が見えています。
赤い屋根の建物は、大石林山のチケット売り場です。
海に突き出た岬は、辺戸岬です。去年の秋に沖縄本島の最北端と最南端の岬制覇の旅で訪れました。
いよいよ、イルカンダの花が群生するガジュマル・森林コース
ここからは、「ガジュマル・森林コース」です。
イルカンダは、やんばるでも山奥に咲くため、なかなか見れない『幻の花』と言われているそうです。
ガジュマル広場を守る、「ひんぷんガジュマル」が見えてきました。
「ひんぷん」とは、沖縄の民家の入り口にある目隠し壁のことだそうです。
台風の強風や突風などを防ぎ、悪い気が入らないように家を守る魔よけの役割があると言われています。
この写真は、昨日、沖縄そばを食べた、浜比嘉島の「てーらぶい」の入り口です。
ブドウの房のようなイルカンダの花を見つけました。
イルカンダは、おしべとめしべが露出していないため、自力で受粉できないそうです。
沖縄では、コウモリが、イルカンダの花を開く受粉に関わっているそうです。イルカンダは強烈な香りを発することで、コウモリを呼び寄せるそうです。
私たち夫婦は、イルカンダの香りを体感できませんでしたが、受粉が完了した時期だったからかもしれません。
この大きなガジュマルは、御願(ウガン)ガジュマルです。
発見された時、カメラが何度も壊れ、祈祷するまで、撮影できなかったことに由来する名前だそうです。
大石林山でも、一番大きなガジュマルだそうです。
ガジュマルは、枝から空中に根を出します。気根(きこん)と呼ぶそうです。気根は、地面に届くと、幹として成長し、複数の幹を持つ、独特の姿になるそうです。
その独特な姿が、神秘的とも奇怪とも感じられるため、昔の沖縄では、祈りの対象になったり、怖がられたりしたそうです。
沖縄では、大きなガジュマルには、「キジムナー」が宿るとされ、「キジムナー封じ」として、釘を打つ習慣があったそうです。
釘は、子供に悪さをするキジムナーが出てこないように打ったと言われているそうです。
散り始めのイルカンダの花を発見しました。
すてきな浜、楚洲(そす)の砂浜を発見!
ホテルから大石林山へ向かう途中、素敵な浜を見つけました。
グーグルマップで検索したところ、楚洲の砂浜だそうです。
海に流れ込んでいる川は、伊江川と言うそうです。
伊江川の河岸では、キャンプもできるそうです。
楚洲の砂浜は、太平洋に面しています。
漁協直営の「国頭港食堂」で、腹ごしらえ
大石林山を後にして、腹ごしらえに向かいました。
漁協直営の「国頭港食堂」で、刺身3点盛と地魚のフライセット、刺身3点盛とソーキ煮セットをいただきました。
国頭港食堂は、漁港のすぐ隣にあります。
2日目の宿泊先、ホテル日航アリビラに到着
2日目の宿泊先、ホテル日航アリビラに到着しました。
予約の時に、ホテルのレストラン「ベルデマール」でサンセットの見える席を予約しましたが、あいにくの雨です。写真は、部屋から見た雨模様の景色です。
今日は、朝から晴れていましたが、読谷村に入った頃から、雨が降ってきました。
ホテル日航アリビラは、目の前に「ニライビーチ」が広がる、全室オーシャンビューのホテルです。
小雨になったので、ホテル散策です。
雲が黒く見えるほど、厚く空を覆っています。
晴れていたら、とても素晴らしいオーシャンビューだったと思います。
サンセットが見えた筈のテーブルに着席しました。
窓からは、思いっきり曇った海が見えていました。
オードブルバリエーション、ショートパスタ スープ仕立て、ビーフ&シーフード、デザートコラボレーションといただきました。