秦野駅下車 徒歩20分で 登山スタート

今日は、秦野駅から、市街地に隣接する山々を巡ります。駅から、20分くらい歩くだけで、登山をスタートできます。

秦野駅北口を出て、水無川沿いに進み、左折すると、弘法山公園入口が見えてきます。このブログ内容は、YouTubeでも公開しています。
いきなりの急登

いきなりの急登で、ビックリしました。この急登は、このコースで、一番長い急登でした。今日は、大きな富士山が見たくて、秦野駅から、浅間山・権現山・弘法山と縦走し、鶴巻温泉駅に下山するコースを計画しました。余裕があれば、念仏山にも足を伸ばす予定です。総距離9km、コースタイム4時間29分のコースです。

久しぶりの山歩き、しかも、いきなりの急登で、膝が笑っています。なので、休憩しながら、ゆっくり登ります。
浅間山から浅間峠まで

長い急登を登りきると、そこは浅間山の山頂でした。浅間山から浅間峠までは、平坦な歩きやすい道が続きます。

浅間峠には、かわいらしいトイレがありました。

舗装道を横切って、権現山を目指します。権現山までは、また、急登続きです。今日のコースは、とても整備されている登山道の連続です。
関東の富士見百景のひとつ 権現山

権現山の山頂に到着です。山頂はとても広くて、驚きました。

展望台に上がってみました。秦野の街が、丹沢の山並に囲まれた盆地にあることが、はっきりわかります。残念ながら、すそ野が少しだけ見えるものの、富士山は雲の中でした。

大山は、近いからか?曇りでも良く見えました。

時間が経過すれば、見えるかも?しれないので、行動食を食べながら、しばし待つことに。30分待った甲斐もあって、富士山が現れました。この瞬間以降、富士山は雲の中に隠れてしまいました。とてもラッキーでした。ちなみに、権現山山頂は、関東の富士見百景のひとつだそうです。

権現山を後にして、弘法山を目指します。馬場道は、道幅が広く、ゆったりのんびり歩くことができます。大正時代、馬場道は、農家の馬が、競い合った草競馬場だったとのことです。今は、春、桜のトンネルができ、花見で賑わうそうです。

馬場道を過ぎると、また、登り坂でした。
古から登られてきた 弘法山


弘法山山頂の道しるべと時の鐘です。時の鐘は、今も時を告げる鐘として、活躍しているようです。そのため、勝手に鐘をつくのは禁止!と、注意書きがありました。

弘法の乳の水だそうです。この井戸の水は、乳の香りがしたため、夜中、乳の水を飲むと乳がよく出るようになったという言い伝えがあったそうです。そのため、夜、弘法山に登る人が多かった時代もあったそうです。

相模湾から江ノ島や三浦半島、うっすらと、房総半島まで一望できました。快晴の日であれば、もっと奇麗に見えたのかな?と思いました。

まだ、お昼12時前です。夫婦で話し合った結果、時間的にも、体力的にも、余裕があるので、念仏山に足をのばすことにしました。

弘法山を後にして、善波峠を目指します。木々に覆われた登山道を進んでいきます。平坦な道が続いて、とても楽ちんです。

途中、分岐で右か?左か?迷いましたが、ヤマレコでチェックして、道迷いしませんでした。今日から、ヤマレコをスマートウォッチで確認できるようにしました。スマホを出すこともなく、スマートウォッチで道確認できるのは、とても便利です。

古の交通の要衝 善波峠

すんなりと、善波峠に到着できました。善波峠は、江戸時代、交通の要衝だったようです。雨乞いや五穀豊穣、商売繁盛に御利益がある大山詣では、江戸っ子から人気のレジャーだったそうです。大山寺への参詣路は、大山街道と呼ばれ、いくつもあったそうですが、その中のひとつが、善波峠を経由していたようです。

そのため、峠越えの安全のため、道標として建てられた、御夜燈や地蔵菩薩が、今も残っていました。御夜燈は、明治末期まで点灯されていたそうです。

地蔵菩薩は、首を天然石にすげ替えられたまま、残っていました。大山寺は、江戸時代、山頂にあったそうですが、明治の廃仏毀釈で、現在の大山ケーブルの駅近くに再興されて、廃寺を免れたとのことです。廃仏毀釈の渦中、地蔵菩薩の首は、落とされてしまったのかもしれない?と、歴史を感じました。

善波峠を後にして、念仏山を目指します。途中、シカ柵を抜けました。

善波峠から念仏山まで、細い登山道を進みます。すれ違う人も減りますが、細い登山道とも相まって、人との距離感がとても近くなります。

珍しい植物を眺めていると、教えてくれる人が現れたりします。
念仏山でUターン

念仏山山頂に到着しました。山頂はとても狭く、少し驚きました。

山頂からの眺望です。

念仏山から、高取山を経由して、大山まで、縦走することもできます。けれども、私たち夫婦は、善波峠まで、来た道を戻ります。上の写真は、善波峠を通り過ぎ、吾妻山を目指しています。

とても整備された登山道が続きます。少しづつ、風を感じるようになってきました。
吾妻山 経由 鶴巻温泉駅へ

吾妻山に到着しました。

吾妻山を後にして、鶴巻温泉駅を目指します。

鶴巻温泉駅に到着です。今日のコースは、市街地に隣接する山々をお気楽にハイキングできました。