お墓のメンテナンスを自分でやった!墓石の目地のコーキングをDIY

お墓のメンテナンスを自分でやった!墓石の目地のコーキングをDIY

日本全国、連日、猛暑日が続いています。世の中は、都知事選ですが、私たち夫婦は、母の一周忌で、お墓参りの予定です。お墓参りの前に、父と母、叔母が眠るお墓のメンテナンスをする予定です。

目次

メンテナンスの主眼は、コーキングの交換

お墓のメンテナンスの主眼は、コーキングを交換することです。

コーキングの寿命は、10年前後だそうです。前回のコーキングは、東日本大震災の直後だったので、10年以上経過しています。その時、お墓に入っていたのは、父だけでした。母と叔母に言われて、コーキングに挑戦した記憶がありますが、細かいことは憶えていません。

お墓は、複数の石材を組み合わせて、つくられています。各石材は、5ミリくらいのすき間を空け、そのすき間に石材を接着する素材を流し込んでいます。そのすき間を目地と呼ぶそうです。

目地に流し込む素材には、セメントやモルタル、コーキングが使われることが多いそうですが、素人が挑戦してもよいのは、コーキング一択だそうです。コーキングとは、シリコン樹脂の接着剤で、固まると、弾力のあるゴム状になり、ひび割れの心配がありません。

コーキングの前には、石材のすき間のゴミや水分をしっかり取り除くことが大切です。私たち夫婦は、東京都豊島区在住で、お墓は実家のある茨城県土浦市です。そのため、お墓の掃除は、土浦のイトコにお願いしました。お墓の水洗い後、乾く時間を待つ余裕はありません。

今日も猛暑日になるので、少しでも涼しい時間内に作業を終えたいものです。家を出るのが遅れてしまったので、急いでクルマを走らせます。

ちなみに、コーキングをしないと、お墓が崩れたり、墓石が傷む可能性が高くなるそうなので、やらない選択肢はありません。

私たち夫婦は、あまりお墓参りできないので、今回から、シルクフラワー(造花)を飾ることにしました。このシルクフラワーは、猛暑が続く夏の屋外でもきれいな状態を保つことができるそうです。また、花束状にワイヤーで束ねて固定してあるので、屋外のお墓に飾って雨に濡れてもバラバラになることがないそうです。しかも、花立キャップにシルクフラワーの花束を刺すことで、安定させることもでき、風などに飛ばされることも防ぐことができるそうです。

お墓のコーキングに必要なものを揃える

数週間前、私たち夫婦は、家から一番近いホームセンターの業務用店舗を訪問して、相談しました。

コーキング以外は、すべて揃えられるけれども、墓石用のコーキングは取り扱いが無いと言われました。前回、コーキングした際、実家近くのホームセンターで相談した際、墓石用のコーキングを使わないと、墓石にシミができるとアドバイスを受けたことを思い出しました。今回、相談したホームセンターでは、ネット通販なら、買えるとアドバイスしてくれました。

私たちは、ネット通販で、必要なものを買い揃えました。

  • バスタオル・タオルハンカチ
  • カッターナイフ
  • はがしへら
  • マスキングテープ
  • 墓石用コーキング材2本
  • コーキングガン
  • コテ
  • 石材シール

お墓のコーキングの流れ

STEP

目地まわりを掃除する

目地に沿って、「マスキングテープ」がきれいに貼れるように、目地まわりをきれいにする必要があります。目地の中もできる限り、きれいにすることで仕上がりがきれいになるそうです。きれいな仕上がりの天敵は、目地まわりの水とゴミだそうです。

私の場合、いとこが前日に掃除してくれていたので、乾拭きをした後で、10年前のコーキングをはがす作業からはじめました。

コーキングは「カッターナイフ」と「はがしへら」を使って、はがしました。

カッターナイフは、家にあったものを使いました。ただし、刃が大きいタイプ(18ミリ)のものが使いやすいようです。

本当は、時間をかけて、きれいにはがした方が良いのですが、暑くなるのが怖くて、急いで少し雑にやってしまいました。

STEP

マスキングテープを貼る

目地まわりがきれいになったら、「マスキングテープ」を目地の両側に貼っていきます。

マスキングテープは、目地から1~2ミリ離して貼るのがコツだそうです。目地ギリギリに貼ると、きれいに仕上げることができないそうです。

石材店の人は、お墓全体の目地にマスキングテープを貼り、一気に仕上げるそうです。けれども、墓石用コーキング材は、接着力が強く、表面の硬化がとても速いので、素人は、少しずつマスキングテープを貼り、その都度、コーキングを流し込み、整え、マスキングテープをはがす作業を繰り返して、少しずつ、少しずつ仕上げるのが良いそうです。

STEP

コーキング材を流し込む

コーキングを流し込む前には準備が必要です。まず、「墓石用コーキング材」のキャップを外します。グレイの幕が現れるので、カッターナイフで切ります。外したキャップを墓石用コーキング材に戻して、「コーキングガン」に設置します。コーキングガンに墓石用コーキング材を設置する方法は、以下のリンク先の施工方法で確認できます。

コーキングガンのハンドルを握ると、コーキング材を流し込むことができます。マスキングテープを貼った目地の部分だけ、少しづつ流し込んで行きます。

ちなみに、コーキングガンは高いものから安いものまで、色々ありますが、一番安いもので大丈夫だそうです。素人には、その違いはわからないそうです。

STEP

コーキング材を整える

目地に流し込んだコーキング材は、「コテ」で目地をなぞって、整えます。コテは立てるのでなく、寝かせて、コーキング材を押し込むイメージでなぞるのがコツだそうです。また、同じ所を何度もなぞらずに、一気にスピーディーに仕上げることを心掛けることも大切だそうです。

コテに付着したコーキング材は、その都度、拭きとることも大切で、きれいに仕上げるためには、忘れてはいけないポイントだそうです。コーキングが手に付いてしまっても、乾いたタオルで拭き取ることができました。また、ぬるま湯で擦れば落とせました。

STEP

マスキングテープをはがす

コーキング材を整えたら、速やかにマスキングテープをはがしました。

マスキングテープをはがすタイミングが遅れると、コーキング材の表面が固まってしまい、マスキングテープをきれいにはがせないトラブルに見舞われるそうです。

お墓のコーキング任務完了

お墓のコーキング作業は、2時間程度で、終えることができました。前日に、お墓を掃除してくれたイトコに感謝です。

最寄り駅に到着した姉夫婦を迎えに行って、無事、一周忌を終えました。

仕上がりは、お世辞にもきれいとは言えませんが、お墓が崩れたり、墓石が傷む可能性が低くなりましたので、良しとします。

ちなみに、姉夫婦からは、「きれいじゃない!」とお褒めの言葉をいただきました。感謝!感謝!

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