今回は、飯能駅から、天覧山、多峯主山、龍崖山、燧山と縦走し、飯能駅に戻る予定です。山と渓谷オンラインで計画しました。総距離9.4キロ、コースタイム3時間36分、コース定数15のコースです。コース定数とは、どれほどの体力が必要か?客観的に把握するための指標です。15なら、ふつうレベルの体力で歩けるそうです。このブログの内容は、YouTubeでも公開しています。

天覧山から縦走スタート

天覧山登山口から登山スタートです。紅葉の見頃は、先週だったかも?と夫婦で話しながら、進みます。

突然、現れた十六羅漢像に驚きました。江戸時代、天覧山は羅漢山と呼ばれていたそうです。5代将軍・綱吉の病気が治ったお礼に、母・桂昌院が十六羅漢像を奉納したためだそうです。

十六羅漢像に続いて、天覧山の山頂も突然、現れてビックリしました。

低い標高ですが、飯能市街を見渡すことができました。明治天皇が陸軍の演習をこの場所から統監し、それ以降、天覧山と呼ばれているそうです。映像では確認できませんが、肉眼では富士山の一部が見えました。

天覧山から多峯主山へ向かうため、一度、下山します。
見返り坂から多峯主山の山頂へ

ここから、多峯主山をめざします。天覧山と多峯主山をつなぐ谷は湿地になっていました。そのため、マムシが出るようです。

多峯主山の入口、見返り坂です。源義経の母、常盤御前が、あまりの美しさに振り返りながら登ったという坂だそうです。

私たち夫婦も登りながら、何度も振り返ってみました。けれども、美しい景色を見ることはできませんでした。当時は、植樹されていなかったのかもしれないね?と話しながら、登りました。

この長い長い上り坂を着物で登った当時の女性に思いをはせ、歴史を感じました。見返り坂の看板には、常盤御前が見返り坂を登った目的や理由は書いてありませんでした。奥州に逃げる義経を追っていたとすれば、心配で押しつぶされそうな精神状態の中、安らぎを感じた一瞬だったのかもしれません。

最後にもう一度、振り返ってみました。

後少しで、多峯主山の山頂です。多峯主山の山頂に到着しました。とても人が多く、ビックリしました。

風もきつかったので、早々に下山することにしました。
御嶽八幡神社から吾妻狭ドレミファ橋

御嶽八幡神社からの眺めです。山頂から僅かに下がっただけですが、日当たりも良く、ポカポカ快適でした。人も多くなかったので、少しだけゆっくり休憩しました。

常盤平との分岐です。常盤御前の墓と伝えられる塔や雨乞い池をめざすなら、常盤平方面に向かう必要があります。けれども、私たち夫婦は、龍崖山に縦走しますので、吾妻狭をめざしました。

御嶽八幡神社の鳥居です。

天覧山と多峯主山をつなぐ谷と同じで、ふもとには湿地帯が広がっていました。

多峯主山を後にして、吾妻狭と龍崖山をめざします。

吾妻狭は入間川にある渓谷です。入間川に降りたところに、ドレミファ橋がありました。円柱を並べた構造のため、橋を渡る際、ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ドと思わず歌ってしまうため、命名されたと聞いたことがあります。

河原を歩いて行きたい衝動を我慢しながら、龍崖山をめざしました。
八耳堂から龍崖山の山頂へ

龍崖山の登山口でもある八耳堂です。

ここから、龍崖山の登山スタートです。木立の中を進みます。龍崖山は、天覧山や多峯主山とは、雰囲気が違います。人を見かけることもありません。

ここは、第1ロープ坂です。

第1ロープ坂をを登り切ると、三四郎平が現れました。ここで、なだらかなコースと急坂コースを選べるようです。

私たち夫婦には、かなりの急登ですが、急坂コースの第2ロープ坂を進むことにしました。ここは、女子サッカーチーム・ちふれASエルフェン埼玉のトレーニングコースになっているそうです。

夫婦で、励ましあいながら、進みます。

第2ロープ坂は、まだまだ続きます。

第2ロープ坂を過ぎましたが、まだまだ、登り階段が続きます。でも、山頂は、もう少しです。

顔をあげると、奇麗な景色も楽しめます。

龍崖山の山頂に到着しました。

素晴らしい眺望です。柏木山から縦走して来たハイカーの方とお会いしました。

龍崖山から燧山へ縦走スタート

燧山への縦走スタートです。落ち葉が、登山道をおおっていました。登山道を外れないよう、気を付けて進みます。

とても心地の良い風が、木立をぬけていきます。

アップダウンを繰り返して、燧山の山頂に到着しました。

工場の向こうに、龍崖山の山頂でお会いしたハイカーの方が縦走してきた柏木山が見えていました。

燧山をあとにし、森の中をぬうように進みました。後は、下り坂かなと思っていたのですが、まだまだ、登り坂もありました。とても奇麗な森を抜けて行きます。
龍崖山公園から帰路へ

龍崖山公園に到着しました。ここからは、車道を飯能駅まで、歩いて行くことになります。

バス停を探してみました。バスは、お散歩マーケット開催時のみのようです。

私たち夫婦は、飯能駅まで、歩いて帰りました。